中国語の拼音について初学者の素朴な疑問に答える
とあるサイトでこのような質問を目にしました。
わたしは声調の聞き分けが苦手な初心者で、ひたすら音きいて あとはピンインまるごと覚えているんですが、上級者になったら聞き分けられるようになるのでしょうか?
わたしもはじめの頃に拼音なんて覚えられるのか、四声を聴き分けることができるのだろうか、これは大変な暗記能力が必要なのではないだろうかと、この質問者のように心配していました。しかし今のわたしはこの質問者の方が心配している問題は少なからず解決したように思います。わたしの使っている新中国語では、初めのうちは文章に拼音と声調が記されもので発音の練習をしていましたが、今は拼音も声調記号も基本的には書かずに朗読の練習ができるようになりました。
現在のわたしがすべて完璧に聴き取り間違わずに拼音や声調記号がわかるとはいいませんが、上級者にいくまでもなく初級レベルを終了する頃には聴きとった言葉を難なく辞書で調べることはできるようになっていると実感しています。
わたしの学習方法
今回は中国語をこれから勉強しようと思っている方へわたしの以前の学習方法を紹介してみたいと思います。わたしも初学者ではないにしろまだ初級者なので、基本的には今でもこの方法で勉強をしています。効率がよいかどうかはわかりませんが、学習成果のあった方法なので参考にしてください。
1.拼音も声調記号も書かれている
まずはCDの録音をよく聴いて朗読します。はじめは文章が短いのでそれはほど難しくはありませんが、短すぎてつまらないので飽きるかもしれません。この頃は声調記号も
拼音も記されています。
2.声調記号だけ
課が進んだので本文が長くなります。はじめは拼音が書かれていないと読めないのですが、CDの録音をよく聴いたり次のページにある新出単語一覧を見ながら読みます。しばらくはこのような声調記号のみ記された文章を単語の読み方(拼音)を調べながら読むのですが、そのうちよく出てくる単語やフレーズは頭に入っていくので、課が進むにつれて最初にかかっていた時間より短い時間で次の課に進めるようになってきます。次の課に進む基準は本文がある程度すらすら読めるようにることです。
3.拼音も声調記号もなし。
まとめ
今回は発音の勉強方法について紹介たので文法や本文の内容を把握する工程は省いてあります、一つ一つの課で朗読をする前には本文や文法をよく理解し内容を把握した上で発音の練習に入っています。ただわたしはこの段階の学習者は徹底的に発音と聴き取りを強化することが重要だと思っていますので、文法的な解釈に不安が残っていてもある程度本文の朗読ができるようになると次の課に進むようにしていました。そして単語の発音を覚えるために拼音や声調記号をひたすらノートに書き取りをしたりはしてません。あくまでも一つ一つの課を前述で紹介した方法で進めていくだけです。(日本語にない漢字についてはたまに書き取り練習をやったりはしていましたが。)短い文章から長い文章へと移っていく過程で、繰り返し出てくる単語、フレーズは自然に覚えていくのです。基本的にはどんな学習方法の紹介でも言われている事ですが、繰り返しCDの録音をよく聴き、大きな声に出して朗読をすることが基本的なことです。そうしていると間違った声調で発音をすると違和感を感じるようになってきます。